W・M・ヴォーリズ氏がアメリカから来日して今年で120年。
高島市へキリスト教の伝道に訪れたのは
今から100年以上前の大正期半ばでした。
高島市にも、銀行、教会、郵便局、個人宅など
ヴォーリズ建築がいくつか建てられました。
そのうち3つが建ち並ぶ通りを
今は”ヴォーリズ通り”と呼んでいます。
それぞれの建物はその用途や持ち主を変えながら
100年以上大切に使われています。
今回、3つの建物の関係者が連絡会を作って
来日120年を記念したイベントを企画しました。
◆今津の昔の町並み写真展(10/18~29)
◆今津のヴォーリズ建築見学ツアー(10/26)
◆今津ヴォーリズ資料館お茶会(11/2)
 
見学ツアーには、市外県外からお越しの方も多く、
26名の方がご参加くださいました。
あいにくの雨で、傘をさしての見学になりましたが、
みなさん熱心に解説を聞き入っておられました。
高島高校茶華道部のお点前で行ったお茶会にも、
32名のお客様がお越しくださいました。
今津ヴォーリズ資料館は、まさしく洋風建築ですが、
畳の上で正座して行うお茶席とは違い、
テーブルと椅子をそのまま使って行いました。
明治時代に外国のお客様をもてなすために
始まったとされる立礼式です。
日本文化を愛したヴォーリズ氏もこうして
お茶をたしなまれたのでしょうか。
高校生の皆さんのお点前も素晴らしく、
よいお席だったと好評でした。
